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一流と三流 [AIKIDO TECHNIQUES 合気道 技]

 

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●「一流の証」

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<八双>

メジャーで活躍するイチロー選手。

イチロー選手はメジャーリーガーのバッターの中では細身。

強打者は筋肉モリモリの人が多い。筋肉の横断面積に比例して力の出せる量が変わるので

プロティンなどを摂取し、筋肉を付ける。

松井秀樹選手もそうだが一般的なホームランバッターは球をギリギリまで

引き付けてから打つため 後足に軸を置く。

イチロー選手は振り子打法 後ろにあった軸を右足に平行移動し

球を切るようにバットに乗せてゆく。ボールを捕らえるとき前足が軸となっている。

空振りしそうな時も「フッ」と腰が緩み、手が伸びてバットの先はボールを捕らえている。

 

まるで八双の構えから手、腰、足が一体となって、相手の剣の下へ入って行く動きのようだ。

意識した瞬間ボール(相手)までの最短距離を 緩んで当てに(切りに)行く。

140kmを越える物体に向かって行きながらも、身体とバットで三角が出来ているので

軸が入り強い打球が生まれる。

 

「切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ 踏み出でていけば後は極楽」

 

イチロー選手の極楽 それは誰もなし得ないメジャーの大記録の数々 超一流の証

 

 

<トリプルアクセルとでんでん太鼓>

1月程前 フィギアスケートを見ていた

浅田真央選手がショートプログラムでトリプルアクセルを失敗

1回転で着地してしまった。初日ショートプログラムの結果は6位。

 浅田選手のような世界選手権を制覇している一流の人でも失敗はある。

TVの解説では、過去の成功と今回の失敗のジャンプを比較してスローで見ている

タイミングが「ほんのちょっと早い」と解説者。

ジャンプして身体の軸に巻きつくように手足をたたんで行く動作だが、

この日のジャンプは明らかに手の引付け時に力み、首が連動して手のほうへ傾く。

結果 体軸がブレ回転力が落ちてしまい、身体が開いてしまった。

 

成功時はその開いていた手足を横に引き付ける力が

全く無駄なく縦への推力となり、しかも手足に軸が乗り一体となっている。

 

「左右に廻すでんでん太鼓のように、軸は傾かない。」

 

フリープログラムで浅田選手は失敗を修正しトップ。

脅威の追い上げで総合3位だった。一流の証。

 

 

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●「三流の証」

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合気挙げの稽古。

先生に押さえられ 全く動けない。

 

 日本は 刀を使う時代が長く いつか衰える筋力に頼らず、

生活の中で培う筋力を効率良く使う身体操法で 速さ、強さ を身に付けていた。

 

稽古ではその身体使い(=手を持ち上げず、丹田からの力を伝える)をしたいのだが

足、腰は凍ついてしまい、手で持ち上げる動作になってしまう。

しかしそれは 腕を腕力だけで持ち上げよう(持ち上げたい)とする気持ちの表れ、

最悪の形=駄目な稽古だ。 

 

「すぐに出来ないのは承知の上。駄目な稽古ではなく ましな稽古を」

 

身体の疲れを理由に「繋がる感覚」「力ではない稽古」を忘れていては 

心技体どれも出来なくて当たり前 三流の証。

 

 道はまだまだ長い 心技体どれも怠らず 精進 精進。 

 

国立 相野 二回目の登場でした。

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