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四教・四か条 [AIKIDO TECHNIQUES 合気道 技]

    週に1回ほど中野・綾瀬・荒川など行けるところの稽古に参加している高橋です。今回二回目の登場で、前回は2008-12-18です。社会人になってから稽古回数は激減しましたが、少しずつでも上達できるように毎回意味のある稽古になるように、また、楽しみながらやるように稽古に参加しています。

     私は現在課題として三教・四教の稽古をしています。その中でも、四教に関しては、学生時代にもけっこう力を入れて取り組んだ技の一つであり、気に入っている技の一つです。先生が、相手の手首を持っているだけで、人をまるで操り人形のようにコントロールしているのを見て、すごいなというのと不思議だなと思ったので興味をもったからです。痛いというのではなく、腕が効かなくなって踵を浮かされてしまうのです。写真:http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai3/e/77eb923b6e0925489934bbd0a50df1df

何ヶ月間か自由稽古の時間に、四教ばかり研究していた時期がありました。その時は、完璧にはできないなりにも、少しくらいは何かを掴んだような気がしていました。  楽心館の稽古方針を簡単に説明します。白帯の間は、合気の手の基本・体術基本技の概略の習得・剣の振り方、打ち方受け方、技の理合の基本稽古です。有段者になると、段ごとに指定された合気の手と掴み手の体得・剣の技の体得・剣の理合に則った呼吸技と体術。白帯で行ったことを、もう一度別次元の身体使いで、稽古し直します。石川先生が良く引用する言葉に「習いとは一より初めて十を知り、十より戻りて元のその一」とか。「一致の一で心楽氣和」とか。「一挙手、一刀で」とか。要するに無駄なことは省けと、仰せになっています。

   そして私は、現在有段者になってからまた白帯で行った三教・四教の稽古しているわけですが、本当にむずかしいです。まず、手の形が違うとよくいわれるのですが、どこが違うのかがまだよくわからないのです。微妙な手の形の違いによって技の効き方が全く変わってきてしまう。そして、持っているのは手首であるが、結局崩すのは、体幹の部分でなければならない。持っている接点の部分に効いているだけでは不十分で、手首・肘・肩を通って体幹を崩すといったところにまで至らなければならない。いまいちイメージができないのです。このところは剣柔一体へ理解が進まないと、見えてこないと思われます。より効率的に一点を通して相手の体幹に力を加える手の形・また、発力の方法が揃わなければならないのでしょう。なんとか身に付けたいものです。私は本格的に剣術・居合術を稽古する時期に、きていると思います。

  さて後は余談です。現在、世界的大不況です。人々が恐れ慌てる恐慌であるともいいます。一方何事もないかのように、うららかな春が到来しました。人事と自然の次元の落差を思います。しかしその人事も、自然の理に則って無駄を省いた事業者は、泰然と良い業績を発表しています。去年までの円安バブルやアメリカの過剰消費を追随しない仕事を、していたのでしょうか。とにかく無駄なことは、省いたのでしょう。石川先生の指導は入り身・転換・体の変更の基本動作。足構え。合気の手と掴み手。丹田のゆるませ方。相手の軸の崩し方。それらを確認するだけの作業です。しかしこれを繰り返すことで、実際に見方や考え方が変わってきます。技の実力も上がります。付け加えるのではなく省く作業、鱗を落とすとでもいいましょうか。そんなものです。会の運営も小人数個別指導。好況の時も不況の時も、かわりないです。これが楽心館の「一」だと思います。 

合気道楽心館Aikido Rakushinkan http://www.aiki.jp/
動画ブログ:剣柔一体 http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai3
メール石川智広:ichirakusai3@mail.goo.ne.jp


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