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2009年春合宿の感想 [大正大学合気道同好会]

 大正大学合気道同好会17代主将の山影竜也です。大学では日本文学を専攻しています。090315_1048~01.JPG同好会では毎年三月中旬に合宿をおこなっており、今年も石川館長の指導の下、稽古しました。楽心館からも4人の一般会員が参加し、愉快の交流ともなりました。今日はそのときに感じたことを書きたいと思います。  例年に比べて師範の滞在時間が長く、一つ一つの技を丁寧に練習することができました。一年生を含めて、技の型を覚えるという意味でも良い経験になったと思います。今回の合宿で課題となる技を一通り練習してあらためて感じたことは、合気道の稽古では基本動作が極めて重要であるということです。

 稽古をするうえで、師範や上級者の技を模倣することは絶対に必要です。各々の技の型には意味があり、上達するためには理想的な動きを覚える必要があるのだと思います。しかし、あくまで必要条件であり、それを繰り返しているだけでは不十分であると思います。「直線に動く」「捻らない」「軸を立てる」といった根本的な体の運用方法(剣を扱う際の動き)を研究しなければ、単に技の型をコピーしているにすぎないように感じました。合気と称する武道を行う場合、型は単なる格闘術の動作ではなく、第一に日本古来の剣の理合いに基づく身体使いの修錬であること、第二に同じく剣の理愛に基づく技の係りに表現であること、第三に合気技法(崩しの術)を体得するための修錬動作であること、この点の重要さが見えていないと、単純に力任せに関節技を掛けて相手を倒せばそれでよいと、満足している世界に陥ると思います。

 普段の師範稽古ではその日の練習でとりあげる技に関係なく、稽古の最初にほぼ必ず足構えや歩く練習をおこないます。また、剣術・棒術をおこなう機会も多くこれは基本動作の重要性のあらわれであるように感じます。基本動作の練習や剣の練習の際に課題をもって取り組むことが大切であり、それによって技の基盤と呼べる部分が構築されるように思います。どの技の練習であっても、この極めて基礎的な部分を追及していくことが師範の述べる「意味のある稽古」「良い稽古」なのではないでしょうか。これは何をするための動作であり、自分は今何をしなければならないか、そのために自分の何を直さなければならないか、思索しながら動作を行う。(有段者の方々はこの部分を研究しているように思います)合宿中に師範もおっしゃっていましたが、これが難しい点であり、楽しい点でもあるのだと思います。今回の合宿ではこのことを再認識できたことが一番良かったと思います。 私は同好会に入部して三年目になります。未熟であり、技の型を覚える段階で精一杯なので大それたことは言えませんが、少しでも上達できるように頑張ります。基本動作の向上。今年最大の目標です。  最後になりますが、今年の一月に同好会のブログを作成しました。練習や行事で感じたことを書いております。よろしければ一度ご覧下さい。大正大学合気道同好会ブログhttp://blog.goo.ne.jp/tuaikidosaiko
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