嵐の中を抜けて、真っ直ぐに進むんだ。自分だけじゃない。皆が、そうしている。 [素心]
29日朝は、台風2号の嵐。多摩地区巡回指導へ向かう。
「こんな日は、誰も来ないかもしれないけど。行って、待っていなければね」、そう妻に声をかけて、千葉を出た。
高速道路では、途中5箇所ほどで、スリップ事故でクラッシュしていた。
現地についてみると、福生も八王子も、ほとんどの方が稽古へ参加してくれた。写真は八王子。
翌30日朝は、一転、嵐の後の静けさ。
昨日、本部朝稽古を代理指導した鈴木綾馬から、「Mさんが参加されました。今日入院するとのことです」と、報告があった。
そうか、嵐の中を、来てくださったんだな。事情は全て聞いていたが。
31日朝、私は床屋へ行く。こっちの頭がボサボサでは、お見舞いに行ってどちらが入院しているのか、分かったものではない。
フラワーアレンジメントは、妻に選んでもらった。それを持って、Mさんのお見舞いへ行った。
Mさんは言った。「今回、かえって良かったですよ。根治する方法を選びました」と。
前向きな姿勢に、感服した。このような現実に対して、自然に入り身になっている。
翌1日、Mさんは左腎臓全摘出の手術を受けた。
今日は2日。彼からのメールが届くのを待っているが、まだ届かない。
祈る気持ちが、つのっていく。
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