武道とは:やわら・柔・和 [合気道 練習]
なぜ日本武術は、「やわら」と呼ばれ、「柔」とも「和」とも表現されるのだろう。「和」に至っては、合気道を学ぶ者にとっては「和合」にも通じ、理想の境地でもあります。考える価値は、あります。
「やわら」とは、
「静かに。そっと。徐々に。やおら」。
を意味します。それは当然のこと。
武術なら、「最小消費エネルギー、最小動作、最短運動で、最大の仕事量」を求めます。
それを達成するには、
相手が反応できない動きをすること。
だから
「静かに。そっと。徐々に。やおら」、なのです。言葉を変えれば、「等速直線運動」。(参考: 合気道にみるニュートン力学とその延長線上にある海と空の事故原因に関する考察 http://aiki.jp/honbu/egakusyu/news/umisora.html)
人間の赤ちゃんが、スッーと伸ばす手。カタツムリが直線に、ニューと伸ばす目(つの?)。あんな感じです。
これが怖いんです。正面からスッー、ニューと入られると、反応できない。
そこに、柔もあれば和もある。対立や力みの反対概念です。
どうしたらそれが、できるのか?
素振りの「素」や、案山子の「枯れた立ち姿勢」に、学んでくださーい!
武術・武道とは、技、受け身、礼や間合い、めつけを体得して、日本文化の神髄を身体で理解し、人格の完成を目指す道です。奥を楽しめるまでが、ながーい道です。
心楽氣和!
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