子供の自立:手にした糸を緩めないと、凧は天高く上がらないよ [素心]
Nさんは、来年中学受験の男の子を、お持ちです。反抗期のお子さんに、動機付けしながら、勉強へ誘導するのに、御疲れのご様子でした。まだ幼かった頃の坊やの思い出を語りだすと、ポロポロと泪を流し始めたのです。
御母さんが留守中のこと、御宅へ友達を連れてきて、遊んだそうです。散らかしたままの家を見て、御母さんは言いました。
母:「御母さんは、この御友達とは、あまり遊んで欲しくないな?」
すると坊やは
僕:「僕の友達を決めるのは、御母さんじゃないでしょう!」
と、毅然と答えたそうです。
母:「あの子の方が姉より、しっかり生きていくかもしれない」
と、言うやいなや、泪ポロポロ、絶句なのでした。
そして私は、
「子供が自立するために、親に反抗するのは良いこと。そのとき親はどんどん離して、糸を伸ばしてあげないといけないよ。手にした糸を緩めないと、凧は天高く上がらないよ。
贐(はなむけ)も「馬の鼻向け」というように、方向さえ正しいことを確認すれば、いいんだよ。」
他にはない自分の特別なもの、持ってるか?
だったら自分の責任で、選んで生きてゆけ!
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