ほめるとは(武道の場において) [武道館:加東市武道館から東京都世田谷へ]
石川先生、こんにちは
こちらはまだまだ暑いです
水曜、HKちゃんが入門されてから2回目のお稽古が無事終了いたしました
写真は呼吸法のお稽古です。
賢にとっては白帯時代から苦手な「前方回転受け身」、わたしの教え方に問題があるのか、HKちゃんにも上手く指導が出来ていない気がします。
まず、やって、見せています・・・どのような説明だと理解してもらえるのでしょうか、それとも、練習あるのみなのでしょうか?
石川です。御疲れ様でした!
まだ始めたばかりなので、気長に見守ってください。
「まず、やって、見せています・・・」とは、ご立派。上杉鷹山公の原則第一に、適った行動です。
1、してみせて
2、言ってい聞かせて
3、させてみて
4、誉めてやらねば
5、人は動かぬ
「どのような説明だと理解してもらえるのでしょうか」とは、上杉鷹山公の原則第二についてですね。
今は指導者自身が、縦軸を意識した前方回転受け身を、楽しく・美しくやってみせて、
「楽しいわよー!やってごらん?」とニッコリ笑っていれば、いいですよ。少しでも軸が立ってきたら、その場で心から誉めてさし上げましょう。
上杉鷹山公の原則第四に「誉めてやらねば」とあります。これが大切です。幼児教育のような場ではありません。武道の場において誉めるということ、意味が少し違います。
1、我々は武道教育によって、皆と仲良くと群れる羊のような子供を育てるのではありません。競争を勝ち抜いていく一匹狼の孤独に耐えられる子供を育てるのです。
2、植木を育てるとき剪定という作業があります。伸ばす枝と切る枝は明確にします。稽古事はすべからく、無駄を捨てる作業です。人の個性を大切にとはいっても、意味が違います。
だから
我儘・自分勝手は、ゆるしません。誉め方叱り方で、指導者の力量が明確になります。
ですから指導者は、畏怖されて当然です。「この先生は、怖いけど面白い」そんな感じになるように、つとめてください。
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