出世とは:風を感じ、風に任せ、過去から未来へ。世界へ。 [素心]
古いお稽古人様、京都忍者さんから、メールをいただきました。
件名 ご挨拶
本文 石川智広先生
たいへんご無沙汰しております。かつて20年ほど前に国立教室でご指導を戴きました京都忍者です。覚えておられますでしょうか。先生のお姿をネットで拝見し、あまりに懐かしく思い、ご連絡をさせて戴いたしだいです。あの時から大変なご出世をされ、楽心館の館長をされているとのこと、石川先生の不断の努力と熱意、そして先生の周りの多くの方々の支持あっての賜物と頭が下がるとともに、その雄姿を拝見し本当に喜ばしい限りです。当時は、先生と同学年ということでとても親近感を感じていたことが思いだされます。
小生この度、20年ぶりにここ京都で合気道(心身統一合気道)を新たに習い始めたしだいです。場所はXXです。ニ週に一度教室ですが、昔教えて戴いたことを思い出しながら少しずつまた学ぼうと思っております。講師はXX師範です。
石川先生に最後にお会いしたのは94年の8月頃かと記憶します。その後、山梨甲府に転勤となり、週末は府中に戻り、また国立教室に参加するつもりでいたものの、その後は一度も参加することはありませんでした。翌95年に転職し、東京へ戻り一年間三鷹に住んでおりましたが、地元関西へ戻りたいという希望が叶い、96年9月にXXへ赴任となりました。その後16年、会社的にはいろいろ変遷はあれど何とか現在に至っているしだいです。
唐突なご連絡で申し訳ありません。またいつか合気道をご縁にお会いできるようなことがあれば願っております。
石川先生の今後の益々のご活躍を祈念しております。
ご連絡ありがとうございます。石川です。
京都忍者様のことは、よく覚えていますよ。
懐かしいです。
英語が堪能で通信機器の会社に、勤務されたいましたね。
その後の変遷のご苦労も、ご説明ありがとうございます。
遠い地でも尚、合気道を稽古されているとのことで、感慨深いです。
稽古の成果を日常に還元なさって、健康で前向きに、お過ごしください。
小生は、何も出世など、していません。
昔と変わらず、お稽古人様と、稽古させていただいている身に過ぎません。
その点ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。
風を感じ、身を任せ、ゴロゴロと球を押してゆく。
その球は雪だるまのように、押せば押すほど大きくなって、20年前より大きく見えるかもしれません。
そのゴロゴロが、少し重くなってきたような?でもそれほどでもない、自分ではまだまだと思っています。
その風は、過去から未来へ流れる時の力?
その風は、地の利?
それともその風は、家族を始め、私を支えてくださる方々の和の力?
その風は、両親から授かった、心身の力?
その風は、技を授けてくださる師匠、縁の力?
考えれば考えるほど、自分の存在は小さく、与えられる力は大きい。
転がしていた球は、いつしか、魂と変化して、世界に分散していただきたい。
その時こそ、本当の出世かもしれませんよ。
今後も、折に触れご連絡ください。
益々の京都忍者様のご健勝を、お祈り申し上げます。
石川先生
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