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京都稽古感想:いまだ木鶏たりえず [武道:京都 合気道と剣術]

竜安寺

 

石川先生

おはようございます。
昨日は暑い中、遠路ありがとうございました。

今回から京都市内の体育館を借りて、4回目の稽古をつけて頂くことにしました。
抽選の関係で毎回場所が変わる可能性があり、遠路お越し頂く先生に御迷惑をおかけするのが心苦しいですが、この猛暑の中、空調の効いた体育館を一面利用して出来る稽古は、大変有り難いものでした。

さて、今回の稽古は居合から見て頂きました。
仕事の都合で先月は先生と稽古出来ませんでしたが、毎朝少しの時間でしたが、仕事先で自習稽古をしていました。
その自習稽古の中で、壁に柄頭を当てた状態での抜刀の稽古をしていました。
自分の中で、こんな感じ
ではないか、という感覚を掴んだのですが、抜刀が加速している、等速でない、と一蹴(苦笑)。
続いて、壁に面した状態で、三種類の抜刀と納刀を教えて頂きましたが、いずれも、柄頭がコツコツ壁に当たる始末でした。
その後、一本目を教えて頂きました。
居合に限らず、形稽古の全ての動きに理由があることを、改めて痛感させて頂きました。
と同時に、今まで流派は違えど、居合を通して一体何を稽古してきたのだろう、と情けない気持ちになりました。

「舞う」と「踊る」の差につての御話 

 

 http://ichirakusai.blog.so-net.ne.jp/2011-03-11-1

たいへん参考になりました。

竜安寺

 


続いて、剣術。
素振りから見て頂きました。
この素振りも、先月自主稽古で毎朝試行錯誤していましたので、先生の木剣に当たらずとも、何かしらのお褒めの御言葉を頂けるのではないか、という淡い期待を持っていたのですが、ケチョンケチョンの惨憺たる結果でした。
木鶏の例えを出して頂き、話にならない程度であることを、これまた痛感させて頂きました。
その後、刀を合わす稽古では、若干ではありますが、接点と中心を感じることが出
来ました。
ですが、続いての打ち込みでは、スピードについていけず、力で刀を振るだけで、中心や体を入れることは微塵も感じることが出来ませんでした。

 

竜安寺

 

 

最後は、体術。
これも自主稽古で淡い期待を持っていたのですが、全く話になりませんでした。
特に、両手持たれた状態から引く動きが全く駄目でした。
前腕を合わせて前進する動きも、全く動けませんでした。
前回の稽古で三角形の位置関係が少し見えた感じがしていたのですが、どうも解釈を間違えていたようで、更に頭が混乱しました。
唯一の収穫は、相手の腕の取り方一つで、自分の体が上腕筋や肩だけを使った動きになることが実感出来たことくらいでしょうか。

今回は自分なりに色々持ち込んで稽古に臨みましたが、そのどれもが浅すぎたことを痛感させて頂き、程よく凹みました。
「つもり」がいかに駄目なことかも再認識させて頂きました。
言うまでもありませんが、たかだか三回の稽古で何か掴めたら、誰も苦労はしないですね(苦笑)。
自分に言い訳せずに、もっと精進させて頂きます。

これから暑さが本番を迎えます。
お身体にはくれぐれも御自愛下さい。
次回、まだまだ残暑の厳しい中になると思いますが、よろしくお願いいたします。
失礼致します。

 

竜安寺

 




追伸


5回目の稽古 8月30日、体育館の予約取れました。
場所は、下京地域体育館です。
前回まで稽古していました地下柔道場のある建物の3階です。
まだまだ暑い最中だと思いますが、よろしくお願いいたします。

http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai2/e/debd260a8b28b8f00cc079b0cbb41339

京都サンガでした。

 

 

京都サンガさんへ

石川です。

木鶏への道、それは宗教的霊性ヘ至る道でもあります。無駄の削ぎ落としには、三段階あります。

第一段階 身体的「蓄」の削ぎ落とし。動く瞬間の筋肉・エネルギーの「蓄え」。これをなくしたまま素になって動く。

第二段階 心理的「明暗」の削ぎ落とし。心意氣の変化が「明暗」となります。これをなくしたまま素になって動く。

第三段階 身体的「蓄」・心理的「明暗」。心身二元論ではなく、全体が素になって動く。これは自らを見つめる禅的瞑想であり、宗教的霊性です。この感覚で日常を生きれば、「心ここにあらず」は、少なくなると思います。

「素になって動く」が「素直に生きる」です。

そして、稽古の削ぎ落としは、日常の心の素直さと生活の豊かさへ、通じなければいけないと思います。

 

*写真は竜安寺


タグ:木鶏
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