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自立:何が幸福で、楽しいのでしょうか? [素心]


  • 人はどんな時に、幸福や楽しさを、感じるでしょうか?

    人との関わりの中で、友人、家族。
    健康に生活できる何気ない日々の中で。
    自己実現・目標達成の中で。
    子供から大人まで、様々でしょう。

    しかし、心・社会的成長とともに、「自己実現・目標達成の中で」感じる幸福、楽しさの比重が重くなるべき時期があると思います。中学校に進学した、高等学校に進学した、人生の節目ごとに、持つべき目標と実体験、そして得る目標達成感から得られる幸福・楽しさ。

    親が子に接する時に、待つ放すを基本として、達成する経験がすくなければ、幼稚な、空想的なと、注意されるべきではないかと思います。

    最初は遊びの中での体験、やや発展してスポーツや稽古事の中で、目的意識を持って学ぶ体験。学業での達成感や、受験での競争意識など。

    やがて何のために勉強するのか?何のために受験の競争に明け暮れなければならないのか?そもそも何のために生きるのか?苦悩することも、避けられない通過儀礼です。

    凧を空に上げるためには、「風を待つ・糸を放す」作業があります。我が子を社会に自立させるためには、「身体と心の成長の微妙なバランスを見ながら」これは待つ行いです。そして「社会的成長とともに自立を促す」これは放す行いです。この二つが必要です。

    自ら目標設定して、歩みだせるお子様もあるでしょう。尻を叩かれ、巣から出される思いをさせないと、歩み出せないお子様もあるでしょう。どうか孤独に耐えて、打ち勝ってくださいと祈るばかりです。

    そんな苦しい時期に、お子様の励みとなるのは、「自分は充分に愛情を注いでいただいて、本当にありがたかった。楽しかったなぁ。」との想いではないでしょうか。

    自分は父親として、それだけのことが出来たのか(いや、できなかったなぁ?)。指導者として、御辛い家庭事情のお子様を預かりしますが、少しでも支えることが出来ていただろうか?

    忸怩たる想いがいたします。

タグ:自立
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