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建国記念の日:2月11日は紀元節、日本の初代天皇である神武天皇が即位され、わたしたちの国が建国された日です。 今年は、皇紀2674年になります。 [正しい歴史認識:国防 自衛 護国]

信時潔:交声曲《海道東征》 第一章〈高千穂〉


    日本における建国の日は、「日本書紀」に基づきます。
    初代の天皇であらせられる神武天皇が即位されたのが「辛酉年春正月庚辰朔」で、これをグレゴリオ暦に換算すると、紀元前660年2月11日になります。

    この日、神武天皇が発せられた建国の詔にるお言葉が、

     上則答乾霊授国之徳
     下則弘皇孫養正之心
     然後、兼六合以開都
     掩八紘而為宇、不亦可乎

    「上は則(すなわ)ち乾霊(けんれい)の国を授(さず)けたまいし徳(とく)に答え、下は則ち皇孫の正を養うの心を弘め、然(しか)る後、六合(りくごう)を兼(か)ねて以(もっ)て都を開き、八紘(はっこう)を掩(おお)いて宇(いえ)と為(な)さん事、亦(また)可(よ)からずや。」と読み下します。

【主張】建国記念の日 悠久の歴史に思い馳せよ

 今年もまた、政府主催による「建国記念の日」の式典は開催されない。まことに残念である。

 自民党は一昨年の衆院選で、政府主催の式典開催を公約に掲げた。圧勝して政権を回復したにもかかわらず、公約はいまだ実現をみていない。

 昨年末に靖国神社に参拝し、「国民との約束」(菅義偉官房長官)を果たした安倍晋三首相の英断は高く評価されるものだが、建国を祝う行事の開催も「国民との約束」ではなかったろうか。

 そもそも「建国記念の日」は明治5年、日本書紀が記す初代神武天皇の即位の日に基づいて政府が定めた「紀元節」に始まる。

 当時の日本には、西欧列強がわが国を植民地にするかもしれないとの脅威がひたひたと押し寄せるなか、日本の独立を守り、世界に伍(ご)していける近代的で強い国をつくることが求められていた。

 紀元節の制定は、国の起源や一系の天皇を中心に継承されてきた悠久の歴史に思いを馳(は)せるとともに、日本のすばらしさを再認識することで、国民が一丸となって危機に対処する意味があった。

 それから約140年を経た現在の日本にも、対処を誤ってはならない脅威が迫っている。わが国の領土・領海が中国や韓国などに侵され、日本民族が誇りとする歴史も歪曲(わいきょく)されて世界に喧伝(けんでん)されている。反日攻勢も絶え間ない。

 脅威に対して日本国民は、紀元節制定時の精神にならって一丸となり、愛国の心情を奮い立たせるべきなのだが、現実はとてもそのような状況とはいえない。

 日本や日本人をどこまでもおとしめ、国民を日本嫌いに仕向けるがごとき言動を繰り返す政治家やメディアが少なくない。学校教育でも戦後は、神話に基づく建国の歴史が排除され、若い世代の祖国愛の芽が摘まれてきた。

 「建国をしのび、国を愛する心を養う」との祝日の趣旨は明らかに空洞化しており、これを打開するには、国が率先して祝うことが何より必要だ。幸い自民党内には、式典開催に向けて政府を後押しする活動もみられる。

 安倍首相も「建国記念の日」を迎えるに当たってのメッセージで、「愛する国、日本をより美しい、誇りある国にしていく」責任と決意を述べた。その熱い思いをぜひ来年こそ、政府主催の奉祝式典開催につなげてほしい。

2014.2.11 03:28 産経


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