aikido photo Nakano:中高年の合気道稽古 [武道:高齢者・団塊世代・女性合気道中野体育館]
全国の総人口は2008年から減少に転じています。ここに社会増加による人口移動が重なり、東京圏へ人口集中が続いている。
大都市では流入した人口が、これから一層高齢化していく。2010年と比較し2040年に老齢人口が1.4倍以上増加する地域が大都市に集中する。また首都直下地震のリスクが叫ばれつつも、改善の兆しがみえない。
首都圏で活動する楽心館も、少子高齢化の影響は表れています。子供クラスの参加者は、多いところでは三分の一に。平均で二分の一になりました。全体で、大人会員数と中学生以下の子供会員数の比率は、1:1です。
私は「子供が減って困った」と言いたいのではありません。今の時代、困った原因を探せば、たくさん出てきます。
1.人口減少
2.デフレ不況
3.規制緩和
4.グローバリズムによる賃金低下圧力
むしろ良いこともあります。
一つは、お子様方と、じっくり丁寧に向き合えることです。もともと子供クラス指導は好きなので、適正人数の環境で質の高い活動をしたい思いがあります。納得できる指導の後の疲労感と満足感。これほど幸せなことはありません。
もう一つは、高齢化で増大する社会保障費に国家は疲弊しますが、我々は元気な高齢者を増やす仕事を担っていると思うのです。実際に楽心館は、元気な高齢者ばかりです。
中野道場は、水曜日の午後1時スタート。会員数7名の内、4名が60歳以上です。 写真は5月14日の稽古、7月並の夏日でした。
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