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心意気と「三つの先」 [合気道 練習]

心意気(こころいき)とは、今日、「物事に積極的に取り組もうとする気構え。意気込み。」として使われます。これは武道から現代人の会話に引き継がれた言葉の一つと、考えます。

石川智広です。八王子で。
7月6日 八王子を訪問しました。稽古開始時に木野田さんが撮影しました。木野田さんは、今日の話題の主人公です。先月、初段になったばかりです。
木野田
初めて黒帯を締めた木野田さんは、うれしそう! 
楽心館の稽古では、以下の構成です。
30分 鍛錬動作・座り技
30分 剣術基本・技
30分 体術
小手の合気 八王子
小手の合気 八王子
八王子 合気道 一般

さて、今日の本題は、木野田さんが先を取れないこと。すなわち心意気(しんいき)をみれないことです。

先を取る

日本の武道の攻撃の理合いは、すべて先を基本に考えます。

1、先の先を「先先の先」 突き、など。

2、先そのものを「先」 切り落とし、など相討ちの勝ちのこと。

3、先の後を「後の先」 受け流し、など。

以上が「三つの先」です。ですから先を取れなければ、三つすべてが取れないことになります。

では「先を取る」には、どうしたものでしょうね。

答えを先に、それは、心意気を観ることです。それを観ずに身体・動態を見るために、「先を取る」ことができません。

今、「観る」と「見る」を使い分けましたが、宮本武蔵 五輪の書 観見二眼 を根拠としました。

心意気とは

「心意気体」(しんいきたい)は、脳の指令が「体の動き」に現れるまでの過程です。

「心意気」とは静態・心眼。「体」とは動態・肉眼。二つ合わせて心意気体です。

ですから体を追っている限り、後手になります。心意気に応じられれば、「先を取る」ことができます。

木野田さんの課題

「三つの先」を習得することを、古流では「三宝秘伝」(さんぽうひでん)という場合があるそうです。それほどに大切なこと。そして木野田さんの課題でもあります。

写真は、私が木野田さんに「今、技をかけるから、撮ってよ!」と依頼した時のものです。ところが?

小手の合気 八王子

木野田さん「早すぎて撮れません」

では、もう一度

小手の合気
木野田さん「早すぎて撮れません」
(じゃなくて、木野田さんが遅すぎ)
何度繰り返しても、後手になる木野田さんでした。

タグ:心意気
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