居合:狭き門より入れ [古武道:無限神刀流居合術・会津小野派一刀流剣術]
師走ともなれば、太陽光は、斜めに差し込む。月曜日の朝稽古へ行こうと洗面所で用意している時、光を撮影しました。
日曜日は三か所で、8時間の指導。翌朝は「ゆっくりしたい」と、思わないではないが。
千葉市武道館の朝稽古は、私の一週間の始まり。お稽古人様も、同じ想いのはずだ。貴重な朝を、台無しにしてはならない。
稽古開始に遅れられない。私は時間に厳格なつもりはない。守るのが当然なので、そこに厳格だという観念はない。稽古開始に遅れる人は信用しないし、あまり相手にしない。
「狭き門より入れ」という、安易な道を選んで、ろくなことはあるまい。時間も守れないなら、稽古などしなければよい。
我が家から10分も運転すると、千葉市武道館へ到着する。片道二時間もかけてくるお稽古人様があることを思えば、本当に楽なものだ。
神棚へ拝礼し、稽古の準備。
千葉市武道館の隣は、市立末広中学校。その柔道場から、受身をしている音がする。月曜日朝一番の授業に、柔道が入っている様子だ。
冬の柔道は辛いだろうが、青少年には良い思い出となるだろう。「狭き門より入れ」という、事をなすときに、簡単な方法を選ぶより困難な道を選ぶほうが、自分を鍛えるために役立つものだ。
8時50分位には刀礼と基礎動作を終えて、9時には整列、一人一人の課題を確認し、稽古開始。
楽心館では、武田惣角先生伝来の会津伝小野派一刀流剣術・無限神刀流居合術を、学ばせていただいている。
合気修錬において、腕力を使った瞬間に、争わざる合気は雲散霧消する。初動を読んで、相手は止めの反応をする。術レベルの稽古を求めれば、関心は天地人・気剣体へ向き、剣の理合の稽古は不可欠となります。「斬り結ぶ 太刀の下こそ 地獄なれ」、「切り結ぶ 太刀の交点 合気なり」。
こいくちは狭く使た方が、最初は剣先の入りは悪いが、後々剣先は入りやすくなる。広く使えば、最初は入りやすいが、後々刀身の納まり悪くなる。
「狭き門より入れ」という、安易な道を選んでは、いつまでも上達しない。
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