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カルチャー教室と専門道場の違いは? [武道:東京都江東区合気道アリオ北砂カルチャー]

写真はイトーヨーカドー アリオ北砂カルチャー教室 中学生以上一般クラスです。

合気道を稽古する場合、カルチャー教室と専門道場、どこがどのように違うのでしょう?平成27年現在の楽心館の場合で考えます。

違う点

1、服装 

カルチャー教室では、肌を露出していなければ自由です。

専門道場では、稽古着をご利用いただきます。(入門してしばらくは、肌を露出していない服装でご参加いただきます。)入門時に、「自分はTシャツで参加したい」と、ご自分の意見を披歴された方がありました。入門をお断りしたことが一度あります。

2、個人情報

個人情報保護については、カルチャー教室と専門道場同じ義務が生じます。

カルチャー教室については、会員情報は氏名以外は、講師である我々に知らされません。一般社団法人楽心館は、カルチャー教室会員の氏名以外の個人情報は、把握しません。

同じ点

1、異なる流派の経験について

カルチャー教室・楽心館専門道場、どちらも入会し、差別なく参加できます。他団体で受けた段級は尊重し、一般社団法人楽心館の審査基準に横滑りで適応されます。

他団体で黒帯の方は、楽心館に来ても黒帯です。中にはご本人の考えで、白帯で最下位級から再スタートする方もあります。それは強制したものではありません。ご本人の自由意志です。

楽心館の稽古へ参加しながら、他団体の段審査を受ける方もあります。その方の役に立っていればいいので、お好きなようにしていただきたいと思います。これまでのその方の関係維持は、大切だと理解しています。(かといってそうしたことが、私の足元である本部道場の管轄している指導員が、自由にしていいということはありません。)

それでも他流派で稽古してきた方にとっては、カルチャー教室の方が入門しやすいご様子です。

2、審査や行事参加の強制はありません。

審査を受ける受けない。行事に参加する参加しない。お稽古人様の自由です。

「審査や行事参加の強制はない」ことを理由に、楽心館に問い合わせてくる方もあります。それぞれ個人的ご事情・お考えがあることを尊重するのは、当然のように思います。

審査も行事も、稽古そのものが「指月の指」、目的に至る手段と考えます。

3、稽古内容

稽古内容は、どちらも同じです。

カルチャー教室の方が、「軽い内容ではないか」と思って、見学に来る方もあります。私が「おい!こら!」と大声を出したりブン投げているのを見て、「見当違いでした」と帰っていく方もあります。

お叱りの電話がカルチャー教室受付に来たりしたこともありますが、残念ながら、稽古内容を変えることはできません。

カルチャー教室で入会し継続された結果、立派な有段者・指導者となった例もあります。カルチャー教室だからといって、手を抜くことはありません。

カルチャー教室は軽茶教室ではありません。

7年前に実際にあったことで、記事にしたことあります。忘れられない思い出です。平日のカルチャー教室子供クラスへ、I君はお母さんに連れられて、通っていました。

ある時期、I君が約一か月休んだ後のことです。お母さんが、肺がんで亡くなったことを知らされました。お父さんは、「妻の遺志なので、できるだけ続けさせます」といってくださいました。そして実際に仕事を工夫して休み、I君を連れてきてくれました。

でもそんな無理が、いつまでも続くはずありません。やがて休みが多くなり、ついに退会されました。

こんなにカルチャー教室に通いたくても、通えなかった家族があるのです。この経験から、私のカルチャー教室は、軽茶教室ではなくなりました。


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