ある意味があって、出会った [武道館:東京都足立区綾瀬:東京武道館合気道]
明日は、都立高校の推薦入試テスト。でも中学3年生のI君は、稽古に来ていた。
私 「君、大丈夫なのかい?どこか決まっているの?」と、尋ねました。
I君 「いいえ決まっていません。試験を理由に、休みたくないんです、ハイ」と、応えました。
もちろん私には返す言葉がなく、心に低く感動が響きました。彼は普段無口で、非常に真面目というか地味というか、目立たないお子さんです。(とは言っても私より背は大きく、力は強いです)
縁といいます。水の流れのように永遠の時間の中で、ある意味があって、出会いました。その意味を一瞬で終わらせてしまう場合もあれば、価値を深める場合もあるでしょう。
I君の前には、ある漠然とした道がすでに通っている。それをより明確にするために、我々の稽古にも通い、勉学をしている。その数ある中の一つに、楽心館の稽古があることを今日、心から誇りに思いました。私もまだまだ稽古が足らないけれども、しっかりやりますよ。
この縁を、価値あるものにしようね。
外へ出ると予想外の大粒の雨、I君も濡れて自転車を走らせただろうに。風邪を引かなければよいのだが。君のことだから明日は明日で、集中できることだろう。健闘を祈る。
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