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「かた」文化 [AIKIDO TECHNIQUES 合気道 技]

「まね」と「かた」の大切さを、考えたいと思います。

そもそもここで「まね」としたのは、学ぶ行為を、前提とします。「まなぶ」の語源は、「まねぶ」です。古人はこの言葉に、真似という漢字をあてました。

学びの初歩の段階では、真に似せようとすることは、大切です。この困難さに行き着くことで、学びが次の段階へ上がります。

一言に真似るとはいっても、簡単なことではありません。
例えば、ある書道の手本を横に置いて、臨書します。いくら似せて書いても非なるも。線一本、こちらとあちらは別物です。武における一挙動の動作(注)においても、同じことが言えます。こちらは型、手本は形。形とは身形(みなり)という時の形のこと。型が錬られて身体化したものが、形です。
真に似せようとすることで、型と形の落差を知るのです。

ではその形を得るには、どうしたら良いのでしょう。型をみるだけでなく身形、身体の使い方をみなければなりません。別の言い方をすれば、型と形の間には守破離があります。型を守り抜いて身体を錬って、身体化して型を破って、形化して型から離れます。この「かた」を通した学びを、「真行草」三段の習いといいます。

ですから真似るの中に、守破離と形化の過程がすべて入っている、そう考えると「まね」価値が高くなります。


一楽斎の庭では金木犀が満開です。香が室内に流れています。

(注)武における一挙動 例として剣を動画・剣柔一体に掲載しました。http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai3/e/5ac66ba0201d6b36f59431b2396ad449

一挙動 例として剣を動画・剣柔一体に掲載しました。
http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai3/e/d97912da424570d87c5ee02f6e8abcad

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