kenjutsu:剣術 鍔迫り合い 中心しか入るところはない [古武道:無限神刀流居合術・会津小野派一刀流剣術]
中心に入る
高校一年生の女子、小学校高学年から稽古を継続している。
このお嬢さんが、坦々と良い技をしているのを見かけました。
私は「良い技、しているね。どうしたの?」
すると
彼女は「中心しか、入る場所は、ないですから」と、無表情に答えました。
今回の技といい、答えといい、今後の成長に期待を持ちました。
今後の課題
「中心に入ることの大切さ」は、誰でも知っている。しかし行うは難し。なぜだろうか?中心を確立する難しさについて、二点挙げます。
1、ぶれる中心の修正は難しい
a.体術では顔が突っ込む場合が多い
b.剣術では顔がのけ反る場合が多い
ぶれると言っても、ほんの微妙なものなので、本人が気づかない場合が多い。
2、中心の誤差の修正は難しい
「相手の中心はここで、自分の中心はここで、その二つを結ぶ中心線んはここ」と、思い込んでいる。目に見えるのだから、間違いないと思っている。
ところがそこに誤差があって、間違っていることに気づかない。
その原因は視力による場合もあれば、体癖である場合もある。
1も2も、指導者の根気良さ・丁寧さが、試されます。
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