別れても、わすれないよ! [古武道・合気道道場(一社)楽心館]
夏休みがスタートしました。休みの間に、海外赴任する二家族と一人が、退会されます。
お子様からいただく手紙は、私の宝です。中でも別れの挨拶となると、涙腺、緩んでしまいます。
ブラジルへ行く小学三年生のお手紙を、紹介させていただきます。
いしかわ先生へ
今までたくさん、4年間の間、レッスンをうけてきて、とてもたのしかったです。
石川先生は、ほめるのが上手で、やさしくて、おもしろくて、わたしには、とてもよく合う、いい先生だと思います。そんな石川先生とおわかれするのはさみしいけど、先生のこと、ぜったいに、ずーっとわすれないよ。
石川先生のこと、大好きだからね!ブラジルからもどってきたらまた、つづけたいです。
モカより
モカちゃんへ
今、10歳のモカちゃんにとって、4年間の合気道は、人生の半分近くを費やしたのです。合気道も指導者である私も、どんなに強烈な刺激を与えたことでしょう。
にもかかわらず私との別れを、「 さみしいけど、わすれないよ」と言ってくださいました。私はその言葉に、とても励まされ、うれしく思います。だけど、忘れないけど。手は、はなします。
「離す」といえば、二人を離す。「放す」といえば、鳥を空に放す。 私はモカちゃんを、世界へ、放すよ。
モカちゃんは、世界を見て、自分を再発見して、新たな道を歩み始めていただきたいです。それでもいつの日か、我々の合気道へ立ち寄ってくださることがあれば、うれしいです。
たとへそうでなくても、私はモカちゃんが大好きだし、忘れないよー!
石川より
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