SSブログ

大和心 [素心]

文化の日、私は毎年、明治神宮参道脇で過ごす。
日本古武道大会に長尾全祐先生の名代で、神事として演武を奉納しているからだ。各流派の技を拝見して、直会で先生方と会話したり。

今年は73回目とのこと。マクドナルド、まさる、りょうまの若い3人を連れて、やるべきことをやって、しくじりがあれば反省して次に繋げるだけのこと。このシンプルなことの継続で、何が深まるのかを考えたい。より大切なことは、何か?

更衣室として使用した至誠館道場に


しきしまの 大和心を磨かずば 剣おぶとも かひなからまし

と明治天皇御歌が飾られていた。これは毎月、替えられるという。

遠く明治の時代、地球上の大半の面積を目標に、欧米列強が植民地争奪を行っていた。明治天皇は歴史上稀な防衛戦争として、日露戦争を準備した。この時代、黄色人種に対する差別はすさまじく、「猿(日本人のこと)が軍艦を操舵してロシアに勝てるはずがない」、欧米のジャーナリストは書いていた。

明治天皇はこの戦争に勝ち、朝鮮半島とスカンジナビア半島の一部がロシアの植民地となることから救った。こうした歴史の中、1890年(明治23年)10月30日我が国の平和を祈って作られたのが、教育勅語である。

今の時代。この内容を読みもしないで否定する人が多い。まず読んでから、どこがどう悪いのか、議論すべきだと思います。我が国が日露戦争後、植民地争奪に乗り遅れまいと便乗した面があり、教育勅語が国家主義的教育教材として利用されたことは、当然反省しなければならない。

さて写真の御歌も、読んでみよう。


いかに武の鍛錬をし、剣を帯刀しようとも、大和心を磨かずば、なんの甲斐もないではないか。
のみならず我が国は、重工業を育成して、軍を増強して防衛にそなえなければならない。しかしこの長い歴史ある国に生まれ、この国民と文化を大切にする心を育まなければ、なんの甲斐があるのだろう。そう敷衍して、読みとることは出来ないか。
あの明治に、このような予見のもとに作られた教育勅語。再度、熟読してください。

原文の参照:http://kan-chan.stbbs.net/docs/chokugo.html

さて今の時代に見直してみよう。
平和憲法だの主権在民だのと言っていて、世界がぶったまげるほどの軍事力と金融資産、製造技術を持っていて、外交と経済界はアメリカの属国となっている。そして次の我が国の盟主は中国か。

大和心をみがかずば。そう危惧してならない。


火縄銃に火薬を装てんしている武者。

合気道楽心館:http://aiki.jp/
動画ブログ:http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai3?
問合せメール:ichirakusai3@mail.goo.ne.jp


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

定点観測空(くう)の世界に立って ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。