元の姿 [素心]
東村山駅を降りて、稽古のあるスポーツセンターまでは、とにかく真っ直ぐ歩く。一度も曲がらない。生活の中でこれだけ真っ直ぐに歩く時間は、他にない。
それだけに道すがら、いろいろなことを考える。私にとっては哲学の道だ。
ふっ!と、横を見やるとこの紅葉。
スポーツセンターの駐車場に着くとソメイヨシノが、こんな感じで散っている。
今日は紅葉に見える。先週は病葉(わくらば)に見えたのに。
あっ!
これではいけないな。自分がぐらついていたからだ。見え方が違ったのは。
晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 元の姿は かわらざりけり 山岡鉄舟
同じ葉が わくらばにみえ こうように 己が心の 揺れるを気づく 一楽斎
元の姿とは、人間の本体のこと。
木を割りて見よ、花のありかを。ここの木とは人間の心の奥底のこと。
花はあるのか?
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