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日の丸有志 かく戦えり [正しい歴史認識:国防 自衛 護国]

    8月5日

    2013.8.5 03:34 産経抄

     米ロサンゼルス近郊のグレンデール市で、慰安婦像が設置された。他の都市でも計画が進んでいる。連日の暑苦しさが倍増するような不愉快な出来事である。そんななか、先週末にワシントンの古森義久記者から送られてきた記事は、一服の清涼剤のようだった。地元の日本人社会の反対が、初めて全米に知られるようになったという。

     ▼20年前の「河野談話」を奇貨として、日本のイメージ低下を狙う韓国系団体のロビー活動は着々と成果を挙げてきた。この間、日系社会から目立った反対運動は見られなかった。2007年に慰安婦問題をめぐる下院の対日非難決議案に対して、敢然と異を唱えた故ダニエル・イノウエ上院議員の硬骨ぶりが記憶に残るぐらいだ。

     ▼中西輝政・京大名誉教授によると、日本の文明は本質的に日本列島という土壌の上に成り立っている。ゆえに海外に住みついても、何代にもわたって本国とのネットワークを維持する中国人などと違って、同化してしまう(『日本文明の肖像』展転社)。

     ▼とりわけ米国の日系人には、戦争中「敵性国民」とみなされた特別な事情がある。「よきアメリカ人」として、事を荒立てたくないという気持ちが強いのかもしれない。そんな彼らの苦難の歴史が、日本で広く知られるようになったのは、最近のことだ。

     ▼米国への愛国心を示すために、血みどろの戦いを繰り広げた「日系部隊」を描いたドキュメンタリー映画に、衝撃を受けた人も少なくないだろう。五輪開催都市決定をひかえて、前回の東京五輪招致に尽力した日系実業家、フレッド和田勇の生涯が再び脚光を浴びている。

     ▼「遠い祖国」の名誉を守るために声を上げ始めた日系人と、ともに闘う日がようやくやってきた。


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