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京都6回目感想 世阿弥「秘すれば花なり」 妙心寺写真紹介です。 [武道:京都 合気道と剣術]

石川先生

お疲れ様です。
昨日、9月13日も、ありがとうございました。
妙心寺の方には上手く行けましたでしょうか。
ご案内出来ずに申し訳御座いませんでした。

昨日の稽古の感想を送らせて頂きます。

「秘すれば花なり」
今回も、居合、剣術、体術と、盛り沢山の稽古をありがとうございました。
今回の稽古のでキーワードになったのが、「秘すれば花なり」でした。
素振りの稽古の際に、全ての情報が体の動きとして現れている、とご注意を頂きました。
丹田のゆるみや、胸の開きをイメージするのは良いが、それが表に出てしまったら何の意味もない。
当然のことがわかっていませんでした。
勿論、まだまだそこまで自身の体を細かく見て、コントロールすることは出来ていないのですが。
動作を「消す」ことの重要性、その難しさを感じました。


この「消す」という行為に、能を大成した世阿弥の言葉、「秘すれば花なり」という言葉が出て来ました。
みせよう、みせよう、としたものにはある種のいやらしさを覚えますが、ただそこにありのままに佇んでいるものには、何の違和感も感じない。
武術の目指すところも、何か共通したものを感じました。
斬ろうとか、押そうとか、ほどこうとか、指令を出してから体が反応するのでは無く、始まりと終わりが一つの「一」の動き。


まだまだ浅い理解ですが、そう考えて昨日の稽古を見直しますと、正座一つとっても、先生と動きが違うことに気付きました。
僕の正座は明らかに「座ろう」としているのですが、先生の正座は「スッと」落ちるような感じを覚えました。
この動きの差が、素振りの際にも、相手に知らせる動きとして体に出て来てしまっているのではないかと思いました。
いろいろな技の手順を覚えることもさることながら、中心軸のブレや無駄な初動にも日常生活の中で注意していきたいと思いました。

来月は仕事の都合で稽古をお願い出来ませんが、また11月よろしくお願いいたします。
また台風が近づいているようですの
で、大雨や強風にはお気をつけ下さい。
ではでは失礼いたします。

京都サンガでした。

 

石川です。

京都サンガさん、お稽古御疲れ様でした。妙心寺へは、市バスの利用が便利ですね。

 

妙心寺北総門
 
「妙心寺北門」というバス停で降り、写真の「北総門」から入りました。
まず、広大な名敷地に四十六もの塔頭(たっちゅう)があることに、驚きました。
 
 
 
霊雲院
 
写真のような塔頭の連なる道を、法堂へ向かいます。
塔頭とは、一つ一つが由緒ある寺で、それぞれに国宝・重要文化財・名勝指定の庭園が保存されています。
 
 
 
霊雲院
 
写真は塔頭の一つ、霊雲院です。
ここを左に見ながら、真っ直ぐ進むと、圧倒的な大きさの法堂が現れます。
 
 
 
法堂(手前)と仏殿
 
  手前が法堂、向こうが仏殿です。
 
 
 
大方丈の玄関

写真は大方丈の玄関、鎌倉時代の様式だそうです。
ここを南側から見ると、次の写真です。
 
 
 
DSC02575.JPG
 
 
手前から仏殿・法堂・大方丈と並びます。
 
 
 
DSC02574.JPG
 
 
法堂天井雲竜図
(写真撮影禁止なので、印刷物の複写です)
これは言語を絶する迫力。
拝見した方は、言葉を失うと思います。
(見上げる位置によって、下がり龍・昇り龍、自在に変化します。)
 
 

 

春光院
 
法堂からの帰り、塔頭の一つ、春光院の壁の前。
影が面白いので、撮影してみました。
稽古は「型より入り、型より出る」と申します。
まだ型を覚えながら、身形すなわち身体使いを、理解していただく段階です。
その意味では、稽古は順調に、進んでいます。
しかし京都サンガさんの関心が「消す・捨てる」ことに、すなわち「型より出る」ことへ向きました。
これは私の責任です。その話を強調しすぎましたね。
稽古中も申し上げましたが、稽古は良くなっていますよ。
ゆるゆる初歩から、覚えてゆきましょう。
良くなっていますよ。

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