かれいのかれいど [武道：剣柔一体（気剣体）]
かれいのかれいど、カレーの辛い度。
カレー専門店のカレーライスがどれだけ辛いかの話、ではありません。
私の「加齢の華麗度」の話です。
華麗度、序の口
お店で何かを買う。お金を支払う。そのまま出ようとする。
店員さんがあわてて、お客さんこれ忘れていますよ！！と、商品を渡してくれた。
華麗度、大関
電車を降りて歩いている時、股関に風が通る。
おやっ！と思う、社会の窓が完全に開いている。
いつから開いていたのだろ？
あっ！ズボンをはいてからずっと、オープン ザ ウインドゥ。
こうしたことが、最近、多くなってきた。
変な誤解を受けて訴追されると、有罪率９９％、我国は世界最高比率。
もしそんな時、妻は私を信じてくれるだろうか？これが問題だ。
華麗度、横綱
地下鉄に乗る、座席に着く。
電車の揺れに身を任せていると、左側から腕に何か尖った（とがった）ものが、私の左腕に当たる。なんだろうと思って、落とし目で左を伺う。あっ！
左隣には女性がいて、私に向かって彼女の右肘を尖らせている。
「キモイ！このラインより近づくな！」そんな意味なのだ。
私は眠って左によさり掛かったのではない。単なる電車の揺れに、身を任せていただけなのに。それはあんまりではないか。
しかし驚く。彼女の右肘は、正確に私の正中線を狙っている。彼女の正中線・彼女の左肘・私の正中線が、一直線。三位一体！右肘の尖がり一つで、確実に私の身体を抑えている。剣の正眼の構えで、相手の中心と結んでいるのと同じだ。
すごい、こんな場所で剣柔一体を体験するとは。恐るべし、ＯＬの電車通勤。
注)キモイ：気持ち悪い意味の若者言葉のようです。
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タグ：加齢,華麗,三位一体
おはようございます。
＞単なる電車の揺れに、身を任せていただけなのに。
これって、柳の木の原理？ですか？
きっと、皆さん体の力んだ状態が普通になっているので、先生の体の動きが新鮮だったんじゃないでしょうかね？（笑）
電車の中で立っている様子にも、ひそかに感動していた(*^∇^)/★ぴぃー♪でした。
(*^∇^)/★ぴぃー♪は手すりによりかかっていましたからね（笑）
by (*^∇^)/★ぴぃー♪ (2007-03-21 07:09)
本日は中野の行事、お疲れ様でした。感想などを、お寄せ下さい。
私はそのまま大網白里町に向い、合宿中です。モバイルを使って、書き込み中です。加齢に反比例するように、ＩＴ勉強です。
さて私はあのOLに、パブロフと命名しました。その後私は電車に乗ると、右には揺れても、左にはピタッと止まりますので。
by 楽心館と楽氣の代表 (2007-03-21 23:28)
こんにちは。コメントご無沙汰しています。
電車バスにはあまり乗らなくなったものの、
今回の記事を読んでいて他人事とは思えませんでした。
私は満員電車では手は上げています。鞄を持っていたら、
胸の前で抱えます。
女性の周りには自分からは近づきません。
寄って来られたら『近寄るなオーラ』を出します。
久々に埼京線に乗ったら女性専用車両を目の当りにしてビックリしました。
ニュースでは知っていましたが、こんなご時勢なんですね。
ラッシュアワーにもリラックス出来る方法があったら楽しくなるのになぁ～！
どうもお邪魔しました。
by 遊び人みっちゃん (2007-03-24 11:55)
みっちゃんへ
稽古着のズボンには、チャックがありません。紐を蝶結びにすると、着衣完了。この習慣が、潜在意識として一定のレベルを超えると、さて？
日常で普通のズボンをはいた時、現在意識ではズボンと思っていても、潜在意識では稽古着だと思っている。そこでベルトを締めた段階で安心して、チャックのことは忘れている。
はたして勘違いして、このまま女性専用車両に乗ったとする。顔は生真面目、股間は全開！
ここで残心の大切さに気づいても、もう遅い。ベルトを締めても一呼吸の残心、チャックを確認すべし。
by 楽心館と楽氣の代表 (2007-03-25 22:34)
こちらもコメントご無沙汰しております。
めずらしい内容で記事書かれていたのですが、十分楽しませていただきました（笑）。
私も昔、日本にいたころよく、ズボンのチャック上げ忘れて電車に乗ってしまったことがありました。 女性の場合、開けてると痴漢を魅了するんでしょうか？
そのOLさんから学ばれたことにちょっと関連して・・・、うちの先生が猫2匹の争い？を見ていたときのことです。 2匹が後ろ足で立ち上がったかと思うと、一匹がもう一匹の後ろに回るように入り込んだそうな。 「ああっ！これはっ！」 まさしくそれは、「入り身」。 先生はえらく驚いたそうです。
by すまいる (2007-03-28 04:54)
すまいるさん、お久しぶりです。
ー女性の場合、開けてると痴漢を魅了するんでしょうか？
やはり｢開いていますよ？」と、声かけする余裕は、ありませんね。これは男女を問わず、お互い様のようです。
ー「ああっ！これはっ！」 まさしくそれは、「入り身」。
「猫の妙術」とは有名ですが、｢猫の入り身｣があるのですね。相手の中心を取ったまま脱力変化して、後ろに回りこんだのかな？
珍しい話を、ありがとうございました。
by 楽心館と楽氣の代表 (2007-03-30 00:31)
急に生真面目な話への転換で、すいません。
「変な誤解を受けて訴追されると、有罪率９９％、我国は世界最高比率。」
これは世界的にみて、恥ずべきことなのですよ。
日本の検察が優秀だからではなく、もともと法制度が、検察優位に作られている。真理発見するための刑事訴訟・裁判の仕組みになっていないためです。
仮に私が、社会の窓を開けて女性専用車両に乗った。そして訴追されたとする。
被告人である私は、何の強制力をないまま証人と証拠集めをしなければならない。見つけたとしても、裁判当日に、証人と証拠を、持っていくだけの強制力はない。
ところが検察は、強制力を持っている。
さて、まずは身の回り、家庭・職場・道場で、似たようなことが起きていないか反省してみよう。
by 楽心館と楽氣の代表 (2007-04-08 22:53)