玄関 5 本部道場 [武道:剣柔一体(気剣体)]
写真は本部道場の事務所入り口。つくばいを置いて、和風にしてあります。
実は5年ほど前に、自分で作りました。この玄関に立つと、当時の作っていた自分、今見ている自分。この対比に感慨深いです。
石が紫外線に焼け、雨にさらされ、風合いが生じています。時の経過を越えて、私も稽古の在り方も、年齢なりに風合いが出来て?どうかな。
あの頃、私は形ばかりの稽古をしていることに、行き詰まっていました。というか、出来ない自分に耐えられなくなっていた。
呼吸?
合気下げ?
△○□?
剣柔一体?
名前ばかりの氣と丹田?
和合、繋がる?
身体を使えていない自分が、そこにありました。
そんな時期のこと、出水先生(免状作成http://blog.so-net.ne.jp/ichirakusai/archive/c10913)との会話に、ヒントを得たのです。出水先生が昔、墨絵を大平華泉先生に習っていた時のこと。意臨形臨背臨。そう学んだというのです。(意心形心のP48)
背によって意と形が繋がるということ。簡単にいうと、形の表にのみならず、形の裏をしっかり描いてはじめて、意を表現出来る、そんなことだと理解しています。
剣柔一体、剣と柔を繋ぐものは何か?合氣とは小野派一刀流剣術の理合いのこと。その合氣による体術が、合気道なり合気柔術であるという。
これらを繋ぐ形の裏を描こうと、取り組み始めたのが40才の頃です。(身体では内側、氣と丹田の錬りのこと)
まず自分の身体を整える前に、生活の場を調える。そう思って東側には煉瓦を敷いて、入口にはこの写真の空間を作ったのでした。
学んで己の無学を知る。いつまでも、新しい課題が尽きません。でもそろそろ、このスペースを片付けるかな?自転車を置くスペースも増えるしねえ。
合気道楽心館:http://aiki.jp/
動画ブログ:http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai3?
問合せメール:ichirakusai3@mail.goo.ne.jp
最近、気がつくと、坪庭は妻に片付けられた後でした。
あっ!と思ったがもう遅い。
写真と撮っておいて、良かったように思いました。
by 楽心館と楽氣の代表 (2007-06-10 23:48)