無理

無理には二種類あって、｢許容すべき無理｣と｢許容してはいけない無理｣があると思う。

｢無理もしなければ、無理を出来なくなる」。これを聞いて私も納得している。言葉の主はサッカーの三浦カズさん。

意味はこんなものだ。身体に故障があるからといって、トレーニングやゲームを休んだとする。回復したと思ってゲームに復帰した時、不調子だったとしたら？
その時、原因は本当に故障のためか、単なる体力不足のためのものか、判断できなくなってしまう。そのためにずるずると休みが長引いてしまう。
だから多少故障があっても、無理もしなければ、肝心な時に無理が出来なくなる。そんな趣旨だったと思う。
妙に真をついた話だと思って、私も共感したのだった。

しかしこれは狭い領域の中で成り立つことであって、やはり限界はあると思う。別次元のこともある。その領域で出来るだけ長引かせることが、プロの心技体というものであろう。

今、別次元といった。無理が無理でなく済ますことが出来るのは身体的なこと。無理が無理になってしまうのは心的・金銭的なこと。これは我慢すると一気に悪化して、回復困難になる。別に考えたほうがいい。

こんなことをいうのも、私は｢許容すべき無理｣と｢許容してはいけない無理｣、二刀流だから。

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