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立志 [家族]

親の敷いたラインの上を歩んでいく、それはそれで、苦労もあるだろう。同じラインでも、自らの意志で歩むとなると、別次元の世界。父はその日を待っていました。

「オレ、審査を受けるよ」、貴殿が自分の稽古について自覚を持つ発言をしたのは、2歳7ヶ月より稽古を始めて10年の時間を要した。

そして2月11日、建国記念の日、貴殿の審査をさせていただいた。父はこの日を忘れないよ。DSC01347.JPGこうして写真を見ると、貴殿の稽古着姿は帯の左右が揃わず、まだまだ少年らしいですね。しかし背は、もう追い越されようとしている。もうその時を、迎えようとしているのだ。

空に凧を上げようとする。一時は糸を強く引いて、風に乗せようとする時期がある。空に高く上げるには、ここだという時に一気に、糸を緩めなければならない。何回もそのチャンスはあるだろう。その時の一回目が、近いような気がする。

間想客観は志の立たざるによる。一志既に立つ。百邪退聴す。是を清泉湧出し、傍水の混入し得ざるに譬う。

雑念妄想にとらわれるのは、志を持っていないからである。試しに一度志を立ててみよ、百もの邪悪な迷いは退き消えていく音が聞こえることだろう。是はあたかも池の底に清泉が湧出すると、汚れた水がその中に混じることが出来ないのと、同じ現象である。

これからも迷うことがあるだろう。その時は、自分の志が低く弱いために迷っている、そう思いなさい。その度に気持ちを奮い起こして、ゆっくりでも歩み続けることが大切だ。父も日々新たに、志を思い起こそうと思う。

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タグ:芸道
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