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合気道の技と剣術:正面打ち一教 [合気道 練習]

合気とは、小野派一刀流剣術に由来する言葉である。この剣術は「一拍子相討ちの勝ち」を得意とする。

今日「相討ち」という場合、優劣を決することの出来ない均衡状態のことをいう。しかし剣術で 「相討ち」という場合、同時に討ち合って必ず自分が勝つ、必然性の論理である。

外から見ると、「一拍子に打ち合って同時討ち」に見えても、一方の接点が勝って相手の剣に乗り勝つ。これを「斬り落とし」という。

接点とは、斬り合った剣の交点のこと。これを極意歌で「切り結ぶ 太刀の下こそ 地獄なれ」と、表現する。「接点が勝る」これが「合気になる」である。(動画はここ

では、何故勝るのか?中心が空かないぶれない、イメージが勝ちに完結したものである、腰の乗った剣の重さ、剣の交点が結んだようになって相手の体軸を捉える。様々な理由があって、一拍子相討ちの中に先手と後手が生じ、必然的論理の世界として自分が勝つのである。これを一言で「気で乗り、身で乗り、剣で乗る」という。これまた他流では簡単に、「氣剣体一致」ともいう。

論理とはいえ「気を出す」などの類の観念の世界ではない。古来伝えられた足構え・体軸・丹田の使い方、この地道な訓練の積み重ねがあっての「氣」である。

合気道正面打ちは真下に入って、受ける。これが大切な接点。この接点から相手の中心を捉える。

同時に自分の正中線で、相手の正中線を捉える。ここに△ができる。

次に相手の右肘に、自分の左手で接点を作る。この接点から相手の右半身を捉える。自分の左足も、お互いの中心を結ぶ線を、踏み込んで行く。

次の瞬間〇が出来て、相手の右半身と正中線はひっくり返る。お互いの関係は◇に納まる。

SN3D0113.JPG

動画:http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai3/e/e448f4cb4fc596667e8f9c81b48ef814

Aikido Rakushinkan Japan 合気道楽心館(東京・千葉・埼玉):http://aiki.jp/
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cheap toms

I wish I could make is, but I got a photo booth gig. Thank y’all for all the support over the years!
by cheap toms (2013-05-09 05:19) 

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