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インドの剣道 [aikido 合気道 Twitter ツイッター]

    剣道インド連盟の設立者 S・M・シディク・マフムーディさん(46)
    2014.5.19 00:06
    S・M・シディク・マフムーディさん(岩田智雄撮影)

    S・M・シディク・マフムーディさん(岩田智雄撮影)

     「剣道は規律と集中力向上に役立つところが気に入っています」と“剣豪”らしい物静かな口調で語る。

     南アジアでは数少ない剣道の道場を、インド南部アンドラプラデシュ州ハイデラバードで開いている。4月7日、ニューデリーの日本大使館で、全日本剣道連盟から寄贈された竹刀と防具を八木毅大使から手渡された。

     日本の武道との出合いは40年前。地元のインド人から柔道の手ほどきを受け、その後、居合なども学んだ。米国在住の叔父から防具をもらったのをきっかけに始めた剣道に傾倒し、1999年に剣道インド連盟を自ら設立するまでに。

     日本語は全く話せないが、大の親日家だ。ハイデラバードと広島県三次市が友好都市提携に調印した2006年、三次市への訪問団の一員として訪日し、同市から「特別名誉市民」の称号を受けた。

     指圧の診療所を営む傍ら、息子と切り盛りする道場では、9歳から35歳まで40人の生徒を教える。

     最大の問題は道具の確保だ。特に竹刀は稽古をしていれば、たちまち傷んでしまう。これまでネットの通信販売で個人輸入するなどして必要な数を確保し、修理しながら使ってきたが、追いつかないという。

     それだけに今回、竹刀20本と防具7セットを贈られると、「感謝しています」と満面の笑みを浮かべた。

     ただ、インドでは柔道や空手に比べて剣道の認知度はまだ高くない。「模範演技や講演会の機会を増やし、インド人に知ってもらいたい。アジアで行われる大会に向けても準備に励みます」と誓った。(ニューデリー 岩田智雄、写真も)


タグ:剣道 インド
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