無功徳 [素心]
人間は、本能・欲望を源泉として、生命を維持する。それだけであれば、動物的です。
本能・欲望を包み隠して、社会に役立てて生きるところに、人間らしさあります。
やがて老いて、滅してゆきます。ただそれだけです。動物的に生きようが、功利的打算的行為をしようが、人間らしく生きようが、平等に滅してゆきます。
ああ「祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響きあり」だな。そこに功徳も無功徳も、あったもんじゃない。
そこへ誠を尽くして生きるのが、本来の宗教であり、宗教的に生きることです。それを武芸で目指すなら、これが本来の武道であり、武道家として生きることなのではないかと思います。
2015-03-11 22:01
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0