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免状作成 [武道:剣柔一体(気剣体)]

昨日一日遊んだ分、今日は働かないといけない。
まず年賀状書き。そして昨年末の色々の礼状。
そして溜まりに溜まった免状作成。これには手間隙をかけて、想いを入れる作業だ。

まずリストを作る。
免状に4本鉛筆で垂線を引く。
一本目 第何号
二本目 氏名
三本目 生年月日
四本目 審査日

筆で記入する。(これは書家が、私ではない)
乾いたら、鉛筆の線を消す。
定規を当てて、約三箇所(級によって異なるが)印を押す。
朱が乾いたら、道場ごとに仕分けする。
和紙だから、角がつぶれてはならない。

結局皆様に届くまで、何ヶ月も掛かってしまう。
これには皆さんが、相当に不満らしい。

しかし御許しあれ。
この字、本物のすばらしさ!
一時期書道界で、「賞を総なめにした」方のすばらしさ。

今日は印を押しながら、「これすごいよ、見てご覧!こんなの書けないね~!」と私。
(一枚のホットカーペットの後ろで息子が、漢字の勉強。横で妻は洗濯物をたたんでいた。まるで平成の長屋暮らし)
二人に見せる。

「すごいよー!先生(私の書の師のこと)も迷惑に思っているよ?こんなメンドイことやらされて」と妻。

なぜよい字に美しさを感じるか?考えた。
まず中心が確立されていること。
部分部分は、正確な三角形であること。
その合成によって、部分部分が四角であったり、全体が△や▽や□や◇や○となったりであること。
そして疑問は深くなった。

△○□とは、いつも稽古で話しているではないか。
この字の形状の変化は、人間の理想的な動き、相手との関係の作り方と同じではないかと。

字の形状も、空間の力学なのだろう。
結局、同じだ。
これが今日の思考の結論であった。

(ブログに写真でお見せできるようになりたいのですが、どのような作業をするのか分からずしまい・・・御許しあれ)

2月9日に写真追加。出水先生は「こんなお婆ちゃんを、見せてどうするの?」と笑った。
私が何度となくお聞きした言葉を、紹介させていただきます。
「古い人の手本を見たら、その筆の走りから、書いた人の鼓動を感じるまで見尽くす。そういう意味で楽しんだだけで。自然体で。何も残らなくていいの」


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