警察:人の振り見て我が振り直せ [素心]
稽古の格言に
上手は下手の手本なり。下手は上手の手本なり
という。これは世間的には、
人の振り見て我が振り直せ
や
他山の石以て玉を攻むべし
と同じ意味です。
初心者の女性に、受身を指導していた時のことです。
私:「後方受身をする時は、頭を打たないように、お臍を見続けるといいですよ」。と、定型句のような、御決まりの説明をした。
ところが。
その女性は、追跡ミサイルが目標に方向を定めるように、私の下腹部を凝視している。
私:(理解不能?何が起きたの?)
女性:(それでも受身の度に、私の下腹部を凝視する)
私:(えっ?どうしたの、真剣ですか?恐怖!)
女性:(それでも受身の度に、私の下腹部を凝視する)
私:(ついに)「どうしたんですか?」
女性:「先生のお臍を、見ているんです?」
私:ガクッ!(恐怖氷解)。固定観念も、氷解。あー、そうかい!自分の指導が、悪かったのだ。
下手は上手の手本なり!という。
さて話題は、警察不祥事です。稽古中も会員の皆さんとは、有意義なコミュニケーションを、させていただいている。警察庁職員の方との会話です。
*先週
私:「今週は何かあったかね?」
警:「はい、女装をした警察官が、男性の松茸を、露出する事件がありました!」
私:「それは私も、ニュースでチェックしたよ。やったね!」
警:「職場でもいつも注意喚起が、繰り返されますが。さすがにここまで落ちると、言葉がありません!」
*今週
私:「今週は、何かあったかね?」
警:「警察官が、女性の髪の毛を舐める、というのがありました!」
私:「少し想像を超えるね。真面目すぎるほど、ストレスも強いという、戒めでもあるね」
警:「ちょっと、言葉がありません」
私は時々、彼に号令掛かりをしていただいている。
「警さん、やって?」
警: 「御互いに、礼!」
ど迫力である。みんなぴりとっする。
警察官の職場の緊張感が、伝わってくる。
大半の職員は、こうやって働いているんだ。これが、本当でしょう。
人の振りみて我が振り直せ、ってことさ。
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