出藍の誉れ:大津市中2いじめ自殺が問題化している。こんな時ほど、褒めて育てる工夫を、考えたい。 [素心]
大津市中2いじめ自殺が問題化している。真相究明は、警察の捜査に期待したいです。
そしてこんな時ほど、褒めて育てる工夫を、考えたいです。今、本部道場午後クラスを終えて、一服しています。参加者の一人が元教諭なので、「大津市いじめ事件と褒めることの大切さ」が、話題になりました。
私の子供合気道クラスでは、お互いに教え合い学び合う活動の中で、相手の良いところを見つけて具体的に褒めることを、実践させています。
仮にA君とB君が組んだ場合
私「A君。B君はどうでしたか?」
するとA君は、「B君は~が、良かったです!」と、話してくれます。
私「悪いところを言ってもしょうがないから、良いところを言って、伸ばしてあげてね?」
私「B君。A君はどうでしたか?」
こうして、お互いに良いところを、言い合います。
時々
「~ちゃんは、全然できなかった!」と、はっきり言う子も出たりします。
そんな時は
「やっただけでも、やったんだから、やったことを褒めてあげてね」
とか、褒め方の上手なお子さんには
「おっ!すごい!さすがに、君は、人生の指導者の風格が、出てきましたね!」
と言ったりします。
(子供クラスの事で、大人クラスでは、違います。厳しいです。
和気藹々とした中ですが、何故出来ないか、問題点は何かを、指摘合います。)
しかし褒め方にも、今後は工夫が必要です。これは今日の元教諭の話題でした。
結果重視のお子さんもあれば、過程重視のお子さんもある。その持っている価値観に合った部分を褒めないと、効果が小さいとのこと。
なるほど!
とにかく、欠点を指摘される・修正することは、ある面、苦痛です。
良い点を指摘され、欠点を包み隠すことは、だれでも喜んで受け入れますね。
武道教育の場でさえ、この程度のことはできます。
なぜ学校教育の場で、誉め合いの実践・優しさの循環が、なかったのでしょう。
本当に残念です。かつてイギリスのサッチャー元首相の行った教育改革、それ以上の教育改革が、日本に必要と考えます。
褒めるべきツボをタイミングよく褒め、やる気を引き出すことが大切。今回は褒めることが話題ですが、褒めると同等に大切なのが叱ることであることを、付け加えておきます。
ともかく!
青は藍より出でて、藍より青し!
楽心館より出でて、楽心館より優れた人材が育てば、目的を達成する。
「出藍の誉れ」です。
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