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暑かったですね [花守として]

 「8月から9月へ、移ろうとしている」と言ってしまうと、情感に欠ける。
 「葉月から長月へ、移ろうとしている」と言うならば、日本の季節変化の豊かさを思わせる。

 葉月とは、もみじ葉(は)の落ちる、葉落ち月とか、稲穂の張(は)る月の意味だそうだ。長月とは、夜の長くなる月のこと。
 
 それにしてもこの猛暑は厳しかったですね。長月とともに、皆さんの睡眠時間も長くなりますよ。どうぞいやされますように。

一楽斎の庭では、こんなものが咲いていました。

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タグ:葉月,長月
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行く夏を [千葉県千葉市合気道本部道場hombudojo]

  金曜日日中での稽古、近所のNさん(お母さん)が挨拶にみえた。ご両親とお子さん二人の家族四人で、稽古している。

「来週より二週間、開腹手術を受けるため入院します。これまでとおり子供たちは稽古に来ます。下の子(小学一年生)は、母親がいなくなることの意味を、分かっていない様子です。どうぞよろしくお願いします」との話だった。

  「ハイ、分かりました!」と受けたが、私たち家族と親子ともども同年代のため、寂しさやら辛さを共感せずにおられませんでした。早速、妻にも電話で知らせ「君も身体検査受けているか?気をつけないと?」と言うと。それまで静かに聴いていた妻は「今、忙しいから、ブチッ!」と。電話を切られてしまった。

  翌土曜日朝の稽古、Nさん家族と他の子供たちのクラスだ。辛いな。こんな日の指導も、普段通りやることが大切だ。稽古とは、古(いにしえ)を稽(かんがえる)。古人の身体使いを伝える場。兄弟で、親子で、夫婦で組んでいただいた。ただそれだけ。
  家族の様子を写真に写したいな!衝動にかられた。でも、写真はよそう。俳句に写せばいいこと。今日は普段のままに、終わります。「またやりましょうね」の挨拶が、心の中でこだまする。

行く夏を 
暑中稽古で
おしみける


自分の道場で一番好きな場所:自分で作った木組み部分、紫外線に焼けた色艶に、経た月日を感じる。

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タグ:暑中稽古
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らくも [家族]

残暑が厳しいですね。気持ちだけでも涼しくお過ごしいただきたいと思って、この写真を掲載します。
沖縄のガラス細工、シーサーです。「楽」という字が入っているのを見て、ある方がお土産に届けてくれました。もちろん場所は、玄関です。

「沖縄の風・ガラスのひんやり感・楽」の三つが、皆さんに届きますように。

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くも [素心]

 

蘇我から千葉駅方面の入道雲。写真にするとうまく伝わらないですが、ものすごいエネルギーを感じさせるものでした。昔は西方こうした雲が上がると、これを菩薩や観音の姿として崇(あが)めたといいます。

蜘蛛

お盆休みに入る前、道場の掃除の時に。

苦も
お盆の期間が終わり、明日から年末まで稽古が始まります。苦楽の苦もまた大切です。苦あれば楽もあり。苦もなくば楽もなく。
今日はじめて、庭で蟋蟀(こおろぎ)が鳴きました。蟋蟀が応援の合唱をしてくれていると思いながら、床につきたいと思います。

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一貫性をうつす。 [素心]

  アスファルトを割って茎を伸ばし、烈日をしのぎ葉影を映す。それをデジカメに写す。そして皆さんの心へ何かを移す。

その何かとは、何だろう?ここは我が家の表札の真下。

 茎は真っ直ぐに伸びた。このような状況の中で、いったいどこから水分を補給しているのだろう。空気中からだろうか?もし人間としてこのような状況に生きたら、降参しますと言い訳をするか、路線変更したいところだ。我が家の入り口に凛として伸びるこの草木は、実に立派だ。「その何かとは」、「一貫性とか生命力」だと思う。

ついさっきまで「戦後レジームを終わらせる」と説いていた安倍内閣総理大臣。このことの当否は別として、いかに参議院選挙で大敗したとはいえ、その同じ人が敗戦記念日の靖国神社参拝は全閣僚が行わないと宣言した。あまりにも一貫性がない。君子は豹変するというが、この場合、この君子ではないな。
小沢一郎さんの策略と公明党の動き次第で、政界再編がありえるだろう。でもどうだか。

この草木ばかりではない、蝉さえも。「やがて死ぬ けしきはみえず 蝉の声」、芭蕉。酷暑の中、自然の強さを思った。よく軽々と「自然に生きる」とか「自然とともに生きる」とか、口にする人がいる。意味が分かっているのだろうか。
多くの場合、吹く風に身を任せて逆らわない、ほどの意味で「自然に」と言っているのだろう。そのためにはしっかり張った根と、しなやかに鍛えられた幹がなければならない。古歌に「根をしめて 風に任せる 柳かな」という。
暑い夏、自然に目を向けて、考え直そう。

動画「心楽氣和」の記事更新のお知らせは、こちらには書かないようにしました。時々ご確認ください。http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai3?

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向日葵(ひまわり) [家族]

向日葵の花、私には笑った顔に見える。だから面白い。

これは中野で笑っている向日葵。背景の白は、中野サンプラザ。堂々と笑っている。

これは一楽斎の庭で笑っている向日葵。三人が恥ずかしそうに、それぞれの方向を向いている。http://www.aiki.jp/ishikawa/saijiki/saijiki-21/saijiki-21.htmこんな風に育ちました。

どちらがお好き?

私は明日の日曜日から、夏休みをいただきました。各道場も予定にお気をつけください。昭島に新しく講座が開かれます。http://www.aiki.jp/ishikawa/yotei/keikoyoteihyou.html

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立秋に思う、親の恩 [家族]

 秋きぬと めにはさやかに みえねども 風の音にぞ おどろかれぬる

 多くの方々がこの歌を、口ずさんだことでありましょう。今日は立秋。
 苦しいほどに感じた夏日も、空の青・白く糸を引いたような雲・風に浮くトンボに、懐かしさと寂しさが深まってゆきます。過ぎてしまって、失ってはじめて知る価値は、自然の景色ばかりではありません。

 幼かった子供の頃、母に耳にたこが出来るほど聞かされた話があります。
「よく覚えておきなさい。孝行を したい時には 親は無し、なんだよ」。
「よく覚えておきなさい。子を持って 初めて知るは 親の恩。なんだよ」。
「いいかい、一を以って十を知る、賢い人間にならなければだめだよ」。
 あの頃は、また同じ話かよ、と感じながら聞いていた私だったような気がする。

  そして幾十年経った今、しみじみ思う。すべて母の言ったとおりだ。昨日は両親の家に、姪二人と私たち家族三人が宿泊した。私一人深夜、遅れて到着した。息子と姪の三人の寝顔を見にいった。子供の寝顔にしみじみ感じる幸福と、受ける励まし。
 本当に幸いなことに、私の両親は健在であるが、あの話を繰り返してくれるほどの元気はない。偽りなくお父ちゃんとお母ちゃんがあって、私があり、家族がある。ただ祈るばかり、言葉に表せない。

姪とは改札口で別れ、短い帰省は終わりました。

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古武道居合:無限神刀流居合術 二本目 薄墨 [古武道:神刀柔進会 技の動画]

動画「剣柔一体」へ、無限神刀流居合術の二本目 薄墨を掲載しました。

http://blog.goo.ne.jp/ichirakusai3/e/a56898398a1ba3bb66fbda4b73b05691


中野体育館の前、街路樹を苔が覆う。

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掟と誠実 2 [世阿弥]

  さて、こんなこといっている御仁も、あるのではないかな?「遊びは芸の肥やし。世阿弥は生真面目で芸幅が狭いのではないか?」と。私は半分同意し、半分反対したいと思います。

  同意とは、これが世阿弥らしさということです。彼は「非道を行うべからず」と言います。猿楽とは関係のない諸芸(和歌を除く)を、学んではならないと言うのです。このとき既に世阿弥は、猿楽を「此道(この道)」と呼び、「道」思想の上に乗せています。世阿弥にしてみれば、猿楽はそんじょそこらの芸とは格が違うのです。まして遊びが、芸の肥やしになることはなかったのです。

  次に反対意見です。世阿弥は一門の長ですから、その立場から考えてみたいと思います。背景は、時の政権の庇護を受けるために、他門と争っていたことが想像されます。内心は戦国武将と同じではないでしょうか?甲斐の武田節がその気持ちをよく、表しています。

  祖霊ましますこの山河
  敵にふませてなるものか
  人は石垣人は城
  情けは味方仇は敵 仇は敵

  この後半が、全てを説明していると思います。外からの攻撃に対しては、内部の者は結束すればなんとか対抗することが出来る。だから「情けは味方」で、「人は石垣・城」にもなりうるのです。
  ところが内部の争いが起きた場合、何をもって対抗することが出来るでしょう?外からの攻撃もないのに、それで負けです。だからこそ「仇は敵」、内部の争いこそ最も手強い敵なのです。
 古人の掟に反し、分別を失った人を内部に抱えることを、世阿弥は恐れたのだと私は思います。

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